●初めまして。回答お願い致します。
初めまして。 2014/07/03
初めまして。質問させていただきます。
右胸から五分で鯉が入っているのですが、七分に伸ばそうと思っています。その部分にいれるとしたら何がいいと思われますか?また、背中には龍を入れようと思っているのですが、彫師さんのアドバイスよろしくお願い致します。

Re:
彫陳 2014/07/05
初めまして。彫陳です。
額彫の内容や彫師の傾向により一概に言えませんが、当所の基本的な方向性としては、五分から七分への拡張では「現状の額の風景をそのまま伸ばす」事が多いです。
「鯉+岩水」であれば、岩水のみを拡張。
「鯉+岩水+桜」であれば、岩水+桜を拡張。
「鯉+岩水+牡丹」であれば、牡丹を「かろうじて一輪追加」するか「蕾+葉を相応に配置」するか等。
絵的な状況によっては、鯉がもう一匹、岩場から顔だけ出すかも知れません。

新たな題材を大きく入れ込む程の面積は得られませんので、新たな題材を入れるのであれば、文字,器物,小動物等を極めて小規模に表す程度が現実的かと思います。
何が可能かは、「腕の太さ」「図柄の細かさ」「五分,七分の線引きの解釈」「既存の刺青の経年具合」「同じ彫師が手掛けるか」等が関係します。

「背中には龍」 >題材として問題は無いと思います。どんな龍をどう入れるのか、様々な可能性があるのではないでしょうか。


回答ありがとうございます。
初めまして。 2014/07/08
わざわざありがとうございます。ちなみに鯉に紅葉を散らしたものを入れてました。その場合、紅葉または小さい魚なとが当てはまるでしょうか?
もう一つほど質問させていただきます。
左腕の方を胸にはいれないで、肩から七分で入れるのはバランスや見た目は彫師さんから考えると悪いのですか?
また、背中には人物と龍を入れたいと思っています。
よろしくお願い致します。


Re:
彫陳 2014/07/10
*現状が「鯉+紅葉」ならば、紅葉が数枚入る程度ではないでしょうか。現状で小魚などが入っていないのであれば、小魚は「新しい題材」になります。
鯉の稚魚なのか別の魚なのか、通常はなかなか登場しないと思います。
額の拡張自体が一定の難度と不自由さを伴いますので、「いかに上質に五分から七分へ伸ばすか(=いかに後付けがバレないか)」に主眼を置くのが宜しいかと思います。

*「左胸にはいれないで」
 >通常は行われません。まっさらな身体に対してその提案を行う和彫の彫師は居ないと思います。
既に左胸に何かが入っていたり、止むを得ない状況や何らかの意図で変則する事はあるかも知れません。
絶対的なルールはありませんが、伝統的な額彫の調和を損なうと思います。
胸を含まない型もありますが、その分が制約とも言え、ここに後付けで胸部分を拡張した場合、予め「胸+腕」で計画した場合と比べ多大な自由度を失います。
後付けの要素が増えるに従って、絵の規模や配置の質を左右し、又、身体全体の題材や物語の一貫性を得にくくなってゆきます。
和彫,額彫は人体が一枚の絵画となる事を理想としていますので、人体を左右に分け細かく拡張するよりも、大きな部位に計画された刺青の方が、より自由度の高い上質な絵画になると思います。


Re:
初めまして。 2014/07/12
的確なアドバイスありがとうございます。
左胸にはプレイハンドをいれて、左肩から五分または七分で入れようと思っていました。こういった刺青の入れかたは不自然でしょうか?よろしくお願い致します。


Re:
彫陳 2014/07/14
和彫に関しては、題材の意味合いや身体上の配置に関して、多くの方が刺青として彫り入れる中で形成された歴史と伝統があり、淘汰され定型化された要素に則ったものが「自然」、それに逆行するものが「不自然」と認識されると思います。
洋彫も形は違うものの、同じ要素を持つと思います。
和彫と洋彫が混在する場合、各々に関して成立の仕方はあると思いますが、身体上における和洋の刺青の総合的な調和に関しては「好き嫌い」の問題になるのではないでしょうか。


Re:
初めまして。 2014/07/17
回答ありがとうございます。なるほど。和洋の合わせた一つの刺青を作ることは可能なのでしょうか?例えば、プレイハンドを使った和彫りなどです。何度も質問すみません。よろしくお願い致します。

Re:
彫陳 2014/07/18
依頼される彫師次第かと思います。
和彫を得意とする彫師、洋彫を得意とする彫師、和洋組み合わせて斬新なものを作り出すのを得意とする彫師、各々の作風がありますので、御自身の心象に最も合致する彫師を選ぶのが宜しいのではないでしょうか。


Re:
初めまして。 2014/07/28
返信遅れてすみません。九分に拡張する場合、どういったものを入れると相性が良いですか?よろしくお願い致します。

Re:
彫陳 2014/07/30
「五分→七分」でも「五分→九分」でも基本的な考え方は変わらないと思います。先述の解釈の通り、既存の絵の自然な延長が望ましいのではないでしょうか。面積を得られる分、刺青の質としては好条件になると思います。




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